
コピー機は中古とリースどう違うのか
オフィス用に利用するコピー複合機、近年はリース契約で済ませる企業が多くを占めるようになってきました。
しかし、複合機は購入やレンタルという手法もあり、中古品の購入ならばリースをし続けるよりも安くなるのになぜリースを選ぶのでしょうか。
中古のメリット
・20ー50万円で本体を手に入れられる
・保守契約の義務はない
中古のデメリット
・耐用年数が新品より短い
・初期費用がかかる
リースのメリット
・初期費用がかからない
・リース出来るのは新品
リースデメリット
・保守契約も必要
・リース総額は新品を購入するより高価
初期費用の有無が明暗を分けていそうですね。
ただし、中古品購入の初期費用については手数料なしで分割することも出来るので必ずしも初期費用が大きいため選ばれにくい訳ではなく、リースよりも機種や機能が限定されたものしか得られないなど不便が発生することも要因のひとつのようです。
オフィスで必要なのはいかにコストを掛けず、一定の負担で複合機(コピー機)を手にいれられるかですから、次の項目では複合機の目安価格をご紹介していきます。
企業別複合機(コピー機)中古購入価格
ここでは企業別の複合機中古価格目安と企業の特性をお伝えします。
富士フィルム
DocuCentre-VII 価格目安30~42万円
また、セキュリティ面に関してもアイ・エス・レーティング開発・保守において高評価を受けており、独自のクラウドサービスで複合機とモバイル機器からの接続が可能です。
Canon
iR-ADV 2016年モデル 20枚/分 16万円
2018年モデル 20枚/分 24ー26万円
2019年モデル 20枚/分 24ー26万円
キャノンは大量の高画質印刷を実現し、高い耐久力をもつ機種が多いことが特徴です。
主にチラシなどの質が求められる印刷にも対応可能。
ただし、価格が高いことがデメリットではあります。
コミカミノルタ
bizhab 28枚/分 参考価格23万円
36枚/分 26万円
コミカミノルタはデザイン性とPS3標準搭載によりmacパソコンにもローコストで対応できる点が特徴です。
また、デザイン系企業にも重宝される色彩の豊かさと長尺印刷や特殊印刷にも対応できるスペックを備えています。
Konica Minolta Mobile Print というアプリをインストールすればAndroid端末からもデータをスキャン、保存、印刷が可能。
一方、保守契約をすると他の企業のものよりも割高の保守料金となるデメリットもあります。
東芝
e-STUDIO 価格目安7万~18
高セキュリティと簡単操作、ローコストの特徴を揃えているのが東芝テックです。
特にセキュリティ面は東芝独自のセキュリティHDDを採用しており、データの不正復元には内部データが消えるように設定されているもの。
どこかと共用で使用する必要があるオフィスにはぴったりの機能です。
リコー
imagio MP35枚/分 参考価格19万3000円
MPC 35枚/分 17万円
IMデジタルフルカラー35枚/分 24ー26万円
365日保守サービス提供を行ってくれ印刷の質や値段も高めな水準にあるのがリコーです。
特徴としては静音印刷や印刷中のインク切れでも途中交換してから印刷をすることができる点、RICOH カンタン入出力を使えばAndroid端末などからも出力可能な点が挙がります。
シャープ
MXシリーズ 26枚/分 15ー18万円
リコーや富士フィルム、キャノンに比べると画質がやや劣るものの中古市場でも10万台が基本の格安複合機を提供しているシャープ。
タッチパネルの操作なので見たまま押すだけ操作でオフィス印刷に慣れない新卒でも失敗しにくいことが特徴です。
京セラ
TASKalfa 32枚/分 参考価格18万円
紙詰まりや画質において問題があり、他に遅れをとるもののランニングコスト最小にするなら京セラです。
本体のカウンター保守料金が業界トップクラスの安さを誇り、また耐久性がダントツに高いアモルファスシリコンドラムの複合機を採用している点も特徴で長持ちすることが前提なので総額として必要になる額が減らせるという意味でランニングコストを抑えられます。
複合機(コピー機)リース価格一覧
リース価格の相場についても目安をご紹介、リースの相場は機種スペックで違い目安は以下のようになります。
複合機の印刷速度15枚/分(月の印刷量1000枚程度)
4000~10000円/月
複合機の印刷速度20枚/分(月の印刷量1000~3000枚程度)
10000~18000円/月
複合機の印刷速度 30枚/分(月の印刷量3000~6000枚程度)
12000~18000円/月
複合機の印刷速度 40枚/分(月の印刷量6000~10000枚程度)
16000円~23000円/月
複合機の印刷速度 50枚/分 (月の印刷量10000~20000枚程度)
18000~25000円/月
およそ4000~25000円/月でリース契約することが出来るようです。
リース契約には保守契約も必需
リース契約した複合機には保守契約としてメンテナンスを行わねばなりません。
一般的なタイプの保守契約はカウンター保守契約と言い、印刷一枚当たりの保守料金として数円ずつ計算され、業界平均はモノクロ3円/枚、カラー10円/枚といわれています。
しかし、企業の価格競争や底値を公開していないなど情報にかたよりがある現状より各企業のカウンター料金はこれ以下のところに。
他にも保守契約の種類としてはトナーとセットで保守費用を支払うキット保守や普段は保守契約しないスポット保守契約が存在します。
これらは印刷規模が1000枚程度の家庭用以上業務用以下といった印刷規模にはカウンター保守契約よりも安価になる可能性のあるものになります。
企業特性まとめ
複合機(コピー機)は企業により特性があり、そのためリース価格や中古価格に差がありました。
中古価格ではその影響が大きく、複合機のセールでないことを前提に調査をすると仲介市場によって同機種、質も同じほどでも価格の幅がわずかに存在します。
それを踏まえつつ企業の特性をまとめると次のように、
富士フィルム
・解像度1,200x2,400dpi印刷は色彩が鮮やかで画質にこだわる印刷向け
・セキュリティ面に関して開発・保守において高評価
・独自のクラウドサービスで複合機とモバイル機器からの接続が可能
Canon
・大量の高画質印刷を実現
・高い耐久力をもつ
・mac パソコンにもローコストで対応
・価格帯は比較的高め
コミカミノルタ
・デザイン性とPS3標準搭載によりmacパソコンにもローコストで対応できる
・長尺印刷や特殊印刷にも対応できるスペック
・Android端末からもデータをスキャン、保存、印刷が可能。
東芝
・高セキュリティ
・簡単操作
・ローコスト
リコー
・365日保守サービス提供
・印刷の質が高水準
・静音印刷
・Android端末からもデータをスキャン、保存、印刷が可能。
シャープ
・格安複合機を提供
・タッチパネルの簡単操作
・画質が大手に劣る
京セラ
・紙詰まりや画質において問題があり
・ランニングコストは業界トップの安さ
自社の求める機能に合わせた企業を選び、費用の最適化に役立てていただけたら幸いです。